能動的情工場

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Scramble!

とてもいい夢を見たいな

いい夢を見てさ 見終わったときには

午前六時ちょうどだったらいいのにな

ぼくは馬鹿だからさ

そんな事ばかり考えちゃうんだよね

 

きみが語りかけてくれた言葉が

ぼくの脳みそをぐるぐるかき混ぜる

夜から朝までずっと ずっと

ぼくは馬鹿だからさ

つらいことばかり考えちゃうんだよね

 

はやくぼくの首をさ

この腐りかけで崩れそうな首をさ

切り落としてくれよ

あなたのその手で

さすればキレイなぼくになれるのかな

 

ああ 音が聞こえる

ぼくを嘲笑う音が聞こえる

幻だって気付いていても

素直になれないお年頃なの

 

きみを愛せば愛すほどこのとおり

ぼくの醜い体が汚れてくのさ

バケツやホースで水をかけても

効果がないのさ このとおり!

 

とてもいい夢を見たいな

見たいんだけどさ 気付いたときにはさ

もう何もかもが手遅れだったんだ

ぼくは馬鹿だからさ

そんな事にも気付かなかったんだね

 

きみが囁いてくれたあんな言葉で

ぼくの脳みそはもうスクランブルエッグ

北から東へずっと ずっと

ぼくは馬鹿だからさ

好きですの一つさえ言えないんだね

 

ああ音が聞こえる

ぼくを呼ぶ声が聞こえる

幻だって言い聞かせても

体は素直に動かないのよ

 

きみを探せば探すほどこのとおり

ぼくの汚い心が浮き彫りになるんだ

光の当たる場所にいていても

影はついてくるのさ このとおり!

 

きみを殺せば殺すほどこのとおり

ぼくの醜い体が溶けてゆくのさ

どこにいても どこに行っても

きみはついてくるのさ このとおり!

ぼくは嬉しくなるのさ このとおり!