能動的情工場

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Baikai

 

オン・エアー

高性能ラジオ

貴方の脳髄に響けラジオ

 

高性能ラジオは貴方に語りかける

電話線も糸もタネも仕掛けもない

魔法みたいに見えるラジオ

 

高性能ラジオは貴方に語りかける

貴方は何も言わずに家を出る

空っぽの部屋に響けラジオ

 

気まぐれで外へ出た貴方の頭蓋へ

気まぐれに向けられる視線の銃

 

高性能ラジオは低性能の貴方に語りかける

高性能ラジオは空っぽの貴方に響く

何も考えていない貴方の脳髄に響く

 

とても綺麗だなって思った

貴方から噴き出た真赤の虹が

群青の空に架かっているのを

 

ご静聴ありがとうございました

 

Symbolic

 

廃れ

廃れ

寄り戻し

廃れ

 

絵の振り

振り

揺り戻し

振り

 

ごめんね

紙の月

壊した

壊した

壊したの

 

ごめんね

背が

背が低くて

背が低いと困っちゃう

あの星にぼくが届かない!

 

記号的なものはずっと廃れない

ずっと綺麗なまま消えていくの

記号的なものはずっと廃れない

ずっと綺麗なまま消えていくの

記号的なものはずっと廃れない

ずっと綺麗なまま消えていくの

記号的なものはずっと廃れない

ずっと綺麗なまま消えていくの

つまりぼくのまわりのせかいは

ずっと綺麗なまま消えていくの

多分ここにいるきみだってそう

多分ここにいるきみだってそう

ずっときみはぼくの空の海の月

ずっときみはぼくの空の海の月

ずっときみはぼくの空の海の月

いつまでも側にいるなんて妄想

ずっときみはぼくの空の海の月

いつまでも側にいるなんて妄想

いつまでも側にいるなんて妄想

いつまでも側にいるなんて妄想

記号的なのはあなただけなのだ

記号的なのはあなただけなのだ

記号的なのはあなただけなのだ

記号的なのはあなただけなのだ

終われないのはぼくだけでした

終われないのはぼくだけでした

終われないのはぼくだけでした

終われないのはぼくだけでした

ぼくだけが終われないとならば

ぼくだけが終われないとならば

ぼくだけが終われないとならば

ぼくだけが終われないとならば

ぼくがここから逃げるしかない

ぼくがここから逃げるしかない

ぼくがここから逃げるしかない

ぼくがここから逃げるしかない

アスファルトから祝福の赤い花

アスファルトから祝福の赤い花

アスファルトから祝福の赤い花

アスファルトから祝福の赤い花

咲いた

 

Illustrator

 

道の途中

歩く速度と虹のスピード

重なりあってまたあした

 

僕が持ってるケータイの中

名も知らぬ国の王様が

ピストル咥えてうなだれていた

巻き戻したら生き返った

 

また同じ太陽が昇ったら

みんな仲良く手を取り合って

一緒に走ろう なんて綺麗事

その思想ごと花束に込めた

 

新しい窓ガラスから見える景色は

いつもと同じ景色のはず

 

道の途中

踏切の音と電車の音

混ざりあったらまたあした

 

ケータイの中から誰かの声

誰か が 誰かを褒めている声

名も知らぬ人の吐き捨てた言葉

この胸中で生き返った

 

同じ日なんて二度と来ないのに

同じ太陽が道を照り付ける

歳を取らなくなったあの子は

花束になって添えられていた

 

時計の針は21:45

今日に残るか 明日へ進むか

それさえも針に委ねてしまうか

 

いつもと同じ景色のはずなのに

新しい窓ガラス 曇ってしまった

それならば、

 

指で大きな絵を描こう

信じられないくらい大きな絵を描こう

この世界を全て塗り替えてしまうような

この世界を全て包み込んでしまうような

この景色を全て塗り替えてしまうような

この景色を全て包み込んでしまうような

この世界を全て書き換えてしまうような

この景色を全て書き換えてしまうような

この世界の全てが良くなっていくような

この世界の全てが良くなっていくような

この時代の全てを乗り越えていくような

次の時代の全てを乗り越えていくような

信じられないくらい素敵な絵を描いてしまおう

この僕の指で

この僕の力で

 

汽車は東へ

 

汽車は東へ

果ての無い東へ

嘘も真も無いような

そんな東へ

 

汽笛は福音

ありもしない過去を

引っ張り出して東へ

全て思い出す東へ

 

車輪が回転

僕は上の空で空転

しかしレールは一つ

昨日の夢で見た東へ

 

汽車は東へ

窓から顔を出す

蜃気楼の果てに

僕は何を想うか

 

汽車は東へ

この先の未来

この先の不安

強い風と共に

 

車掌は僕で

君を乗せて走る

汽車は東へ

僕らは東へ

 

汽車は東へ

この先の未来

この先の不安

強い貴方と共に

 

 

感情の送信 迷い続けて

掛ける言葉が行ったり来たり

 

8時間ほど壁を眺めている

足の痛みとか 頭の痛みなんてない

もし貴方がこの姿を見つけたなら

洒落たタイトルを付けようとするでしょう

 

気が済んだから玄関を出た

昔の僕なら多分出ていなかった

もし貴方がこの姿を見つけたなら

洒落たタイトルを付けようとするでしょう

 

気が狂うほど青い空だった

流れる白い雲は夢そのものだった

もし貴方がこの空を見上げたら

きっと洒落たタイトルを付けようとするでしょう

 

全部がきっと上手くいく

人生に保証はないけれど

僕はそう信じている

全部はきっと上手くいく

 

そんな事を考えていると

本当に気持ちよく死ねました

 

Morpho

 

僕は知っている

春の風はそこまで暖かくなかった事

君の去る影が全部教えてくれた

 

僕は知っている

冬の終わりには見たことのない雪が降る事も

全部教えてくれた

 

遠くを眺める君は紅い蝶

伏し目がちになる僕は青い蝶

紅い蝶の君 少し笑う

 

微光を放つ夜

どこへ行こう?

 

春は出会いの季節だとか

或いはその逆だとか

ありきたりな歌が全部教えてくれた

 

同じ場所に羽根がついてて

偶然だね って笑いあった

そんな日に雨が降り出して

雨が降ったね と笑った

 

遠くを眺める 君は紅い蝶

視線の先に光の街

海の底にいる僕は青い蝶

飛ぼうとして踠いて

踠いて

 

紅い蝶の君が遠くを眺めて

また来るね なんて言って飛んで行った

 

冷たい春の風に吹かれて

また来るね なんて言って飛んで行った

 

スクロール

 

ここは波打ち際 瀬戸際

海の先には何が見えた

 

独りぼっちの砂浜で

わたしはボトルに光を灯す

 

結局僕らは空想自由帳の中でしか生きられなかった

 

少し横たわる 微熱だ

無機質な数字を共有したくらいでは

貴方の鼓動なんて伝わらないのに

 

トンネルの出口で

トンネルの出口で待ってたあの子

冷たい風となって消えた

 

近付くな

結局僕らは空想自由帳の中でしか生きられなかった

 

メタポリタス語でびっしりの黒板

大きく「夢」の字を書けば

この世界が僕のものに思えた

 

波打ち際を走る 風を切る

季節がスクロールしていく

 

時間工場には近付くな

結局僕らは空想自由帳の中でしか生きられなかった

 

波打ち際を走る 風切れる

季節がスクロールしていく

到達点 見失って

貴方を想って何処までも

知らない街を過ぎ

知ってる街を過ぎ

また知らない街を過ぎ

また知ってる街を過ぎ

季節はスクロールしていき

今 知らなかった事を知り

知りたくなかった事も知り

知って良かったなんて言って

この気持ちを初めて知って

気付けば足は蔦に絡まり

貴方の名前が言葉の代わり

 

歯車が回る、

時間工場には近付くな

結局僕は空想自由帳の中でしか生きられなかった