僕は知っている 春の風はそこまで暖かくなかった事 君の去る影が全部教えてくれた 僕は知っている 冬の終わりには見たことのない雪が降る事も 全部教えてくれた 遠くを眺める君は紅い蝶 伏し目がちになる僕は青い蝶 紅い蝶の君 少し笑う 微光を放つ夜 どこへ…
ここは波打ち際 瀬戸際 海の先には何が見えた 独りぼっちの砂浜で わたしはボトルに光を灯す 結局僕らは空想自由帳の中でしか生きられなかった 少し横たわる 微熱だ 無機質な数字を共有したくらいでは 貴方の鼓動なんて伝わらないのに トンネルの出口で トン…
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