Cycle
見てよ ちょっとだけ煌びやかな僕を
道端に置いてあった猫の死体が
記憶の中から消えようとしても
こびり付くのは誰のせいだろう
ああはなりたくないんだけども
あの日の空気はとても澄んでて
まるで心情風景を眺めていたの
携帯電話の電源を切った瞬間に
思い出すのはつらいことばかり
君の描いた絵が引き金となって
首をナプキンで締め付けていく
苦しさの中に感じたうれしさが
僕を満ち足りたと想起させたよ
磨り減っていく心が叫んでいる
どうせ世界は平和になるんだと
鑑賞用のサーカスに過ぎないと
破れかぶれすらも分からなくて
もういいか 常識人のふり
見てみてよ この景色を
何故か僕等を殺しにきていると思わないかい?
無音の部屋 住みにくい世界
どうしようもないくらい君が好きだから
どうしようもない僕は喚くんだ
どうしようもないくらい君を愛すから
どうしようもない僕は罰されなければいけない
今日は蠍の死体を見たんだよ
頭に自分の尻尾を刺してあったな
恥ずかしいんだけど その姿見て泣いちゃったんだ
見てよ ちょっとだけ煌びやかな僕を