能動的情工場

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Monster

眠れない夜の愛憎感情

何もない所にただ一人

感じない心が震え始めた

見えない物に怯えていた

 

ふわり佇む僕は釣り人

虚像の池に針を垂らして

朝を釣り上げる 

 

流した涙

ぷかぷか宙に浮く

追いかける子供の影

そこに潜む魔物の姿

 

漆黒よ

君は何故

僕に希望を教えた

僕に生きる理由を教えた

命の重さが解る前に

 

投げたボールは戻ってこない

取り繕った顔は笑っていない

張り詰めた日々は帰ってこない

貴方の生きた証は残っていない

 

不明瞭な空気が僕を襲う

背筋が凍り少し背伸びをした

足を浮かせて気付いたのは

この世界にはもう少し秘密があるという事

 

視界不良に見えて良好

星空に飛び立て紙飛行機

追いかける子供の影

そこに潜む魔物の微笑み

 

夜明けも顔を出し始めた

優しく僕を包み込むように

 

魔物は

子供を喰らった

義務のように

冷酷に

 

投げたボールは戻ってこない

取り繕った顔は笑っていない

張り詰めた日々は帰ってこない

貴方の生きた証は残っていない

 

投げたボールは

取り繕った顔は

張り詰めた日々は

貴方の生きた証は