Kuuhaku
擬人法としてのリアル
囚われていた花から水が
職人気質な彼 肉の塊
見出しで誇張する薄笑いの新聞社
愛人関係はいつも曲がりくねって
賢人達の愛称 哀傷の幻想
明日あさっては晴れ のち苦悶の隙間
遠心分離機の謎 深まるばかりだわ
遠距離恋愛の罠 引っかかってはくるくる廻るだけ
外人墓地は蔑称 裏の眼で真を捉える
急かされていた椅子から鮎並が
阪急電車の彼 いつもの恋
公衆の隙間でけらけらと 神社でしょう
遠心分離機の謎 深まるばかりだわ
遠距離恋愛の罠 引っぺがしてはくるくる廻るだけ
遠心分離機で世界がはらりと
はらりはらりと離れていってしまった...
猿人のエンジン ターボ21
疎遠だったミュージック ターボ21
肝心なバージン ターボ21
内縁の中ヒューマン ターボ21
安全なアンサー ターボ21
遠距離恋愛で世界が
世界が未来へやってきてしまった...
コンパクトにやってきた未来
僕はぐぐっと そうぐぐっと鞄に押し込み
新しい窓ガラスを破り蹴った
コンセントに刺さったままの昨日
僕はすぽんと そうすぽんと軽く抜き取り
ドアの向こうの崖へ...
遠心分離機で世界がはらりと
はらりはらりと離れていってしまった
遠心分離機で世界がはらりと
はらりはらりと離れていってしまった
無機質な今日どうしよう
無機質な明日どうしよう
無機質な昨日どうしてたっけ
無機質な一昨日は...