能動的情工場

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Refrain

最後の分岐はいつも突然に

 

月 欠けた幻想 もう駄目そう

眠りの中で静かに見える

定まりのない光

美しく広がる砂の交差点

 

ぼろぼろになった時計塔の針

手で動かす 手で動かす

空回りして街に落ちた

 

ゆっくりとした浮遊感

飛べるような感じがするよ

何処へでも行けるような気がするよ

時を司るゾウが叫んだ

 

週末には何を持っていきましょうか

多少の銀貨と

多少の愛を捧げましょうか

 

終末には何を持っていきましょうか

多少の涙と

多量の笑顔と

ほんの少しの思い出だけを

そっと花束に込めましょうか

 

週末にはラブソングを歌いましょうか

誰もいない暗い夜を背に

月明かりだけが照らす舞台で

不器用なラブソングを歌いましょうか

 

終末には何処へ行きましょうか

遠い君の姿を夢見て

誰もいない暗い電車に乗り

着くはずのない明日を迎えに行きましょうか

 

週末には何を成し遂げましょうか

恐らく暑くなりそうなので

何時もの昼寝を我慢して

ジュースでも買いに行きましょうか

 

終末には何を成し遂げましょうか

研ぎ澄まされた共感覚

いない君の肌にそっと触れ

穏やかすぎる日を過ごしましょうか

 

遠くから見えた光

立ちすくむ ぼんやり見る

カーテンコール 閉幕

 

リフレイン

リフレイン

リフレイン

リフレイン

 

週末には何を持っていきましょうか

多少の銀貨と

多少の愛を捧げましょうか

 

終末には何を持っていきましょうか

多少の涙と

多量の笑顔と

ほんの少しの思い出だけを

そっと花束に込めましょうか