Transmigration of the soul
君の赤子を僕はシチューにして食べた
いわゆる郷土料理って奴だ
君は無言で僕の前に立ち
そっと帽子を掛けてくれた
紐で繋がれていた植物
それを知り僕は運命を感じて
もう二度と帰ってこないように
編集をした
繋がれていた運命の歯車
くすくすと笑う僕ら珊瑚礁
結ばれていた数だけの紙吹雪
くすくすと笑う僕ら船のよう
僕は僕の赤子を君に食わせた
いわゆる通過儀礼って奴だ
僕は無言で君の前に立ち
そっと帽子を掛けてやったのだ
紐で繋がれていたのは植物じゃなくて
これから産まれてくる君の子の実だった
もう二度と繰り返さないように
もう二度と繰り返さないうちに
編集をした
歯車はぎしゃぎしゃ話しかける
くすくすと流す僕ら珊瑚礁
紙吹雪は僕たちに
夏の終わりを知らせたんだ